朝出社したら社内ブログが出来たとのお知らせが届いてた。livedoorBlogと(ほぼ)同等の機能を持つものがイントラで動いている。

こりゃいいや、と早速記事を書いたりしてたのだけど、あちこちから「新着確認できない」「reader欲しい」との声が聞こえて来た。こういうときこそオープンソース版Fastladderの出番ですぜ。とはいえ、社員の人数分Fastladderが動いてると言うのもなんなので、社内の実験用サーバを借りてインストールしてみることにした。

まっさらなサーバに入れるので、まずは必要な環境を整える。何はともあれruby。1.8.6p-111をインストール。勢いで1.9.0を入れてやろうかとも思ったけど、今回の趣旨は実験じゃなくて「まともに使う」なので流石に自重した。gemは最新版の1.0.1を普通に入れる。Fastladder本体はパッケージ版ではなくtrunkを使う。こっちではクローラがメモリリークするとかフォームのバグでインポートが出来ないとかの不具合に対応してあって、若干安定性が増している(多分)。

若干ハマったのはFreeImage。Mac/Win版はバイナリがあるんだけど、それ以外のプラットホームでは自分で入れなければならない。今回はXen上のCentOSに入れたんだけど、パッケージが見当たらなかったのでソースからビルドしてみた。ここで容量が足りなくてコンパイル中に止まったので確認したら、ディスクが2GBしか設定されてなくて噴いた。容量設定し直してもらって再挑戦。

Fastladderの必須gemパッケージはrails2.0.2、rfeedfinder、feed-normalizer、opml、あとDBのドライバとしてsqlite3-ruby。だけど、今回は加えてMySQLのドライバとthinを入れた。多人数で共有しようと思ったらsqliteは流石にキツい。thinはrails用のサーバで、mongrelより軽量で速いと聞いたので試しにこっちにしてみた。これはただの趣味で、mongrel+mongrel_clusterでも別に良かった。上手く行ったら今後何かで使うかもしれない。

これで一応動かせる環境が出来たのだけど、さらにフロントにApache2を立てて、mod_proxy_balancerで3つ位立ち上げたthinサーバに分散させてやることにした。社内とはいえ流石に単体で動かすと遅いだろうし、クラスタリングするとまだ見ぬバグが炙り出される可能性もあったので。

ここまでやって、さぁ!みんな使え!ってところで、みんなに発表する直前でCTOから「イントラにLDR立てました」ってアナウンスがあった。…そうだよね。自社だもんね。LDR使えばいいよね。…うん。

というわけで、LDBlog+LDRの快適社内ブログ環境が整い、Fastladderは寂しくユーザ数1人(俺)のまま稼働しているというお話でした。どうしよう。1人で使うか。Faulladder。