暇つぶしのつもりが…

サークルも引退し、新しいバイト先も決まって、なんとなく心に余裕を持って迎えた3連休。折角だからなんかしようと思い立って、RSSリーダー、といかRSSティッカーの開発を始めた。Cocoaの勉強は随分サボってたし、RSSを扱うプログラムを書くのは仕事(Webシステム開発)の役にも立つだろうし。ってことで数ヶ月ぶりにXcodeを起動させてみる。おおう。どうやって使うんだっけ。

経験はハウツー本より強し

1年前趣味で始めた頃は数週間で熱が冷めて、Objective-Cの独特の文法と情報量の少なさの前に早々に挫折したCocoaアプリ開発だけど、久々に手をつけてみると意外とわかるわかる。アルバイトとしてシステム開発の仕事に携わり始めて、半年。社内体制もプロジェクトの進め方もむっちゃくちゃで、仕事と言えばPHPやJSPで書かれたぐちゃぐちゃなコードの保守ばかりで、はっきりいって何のプラスにもならなかったと思ってた今の会社での仕事もしっかり経験になってたんだなぁ。データベースやXMLなんて、趣味でやってた頃は申し訳程度に弄ってただけだったもんな。…ほとんど自力で勉強してた気もするけど。ていうかベタ書きのPHPとObjective-Cじゃほとんど共通点無いけど。まぁいいや。

高僧と門前の小僧しかいない世界

てな感じでXcodeで遊んでたら、面白くなってきた。奥が深いなぁ、Objective-C。独特の構文も見慣れてくると味があるように見えてくる。言語の優劣を語れるほどいろいろ知ってるわけではないので余計なことは言わないようにしますけど、良いですよ、Objective-C。Cocoaも素敵だし。

…もう少しドキュメントが整備されると、尚良いんですが。MacOSXになってから以前より注目度が上がったとは言え、ユーザの母体数がWindowsやLinuxに比べると圧倒的に少なくて、その中でも開発者人口ともなると微小な数に過ぎなくて、さらに日本語で情報を発信してるサイトなんかGoogle先生でも数えるほどしか見つけて来れないレベル。その見つけたドキュメントにしても書籍にしても、凄い高度な内容か入門程度の表面的な内容かしかなくて、ちょっと弄ってみるって所から脱して自分で考えたアプリケーションを組み上げてみる、っていう2ステップ目に踏み出す助けには、あまりならない。しかも、MacOSXもCocoaもXcodeもガンガン進化してる最中なので、1年前の情報が半分くらい役に立たない始末。ぬーん。英語を、英語を読めと言うのね。仕方ないから読みますよ。読みますけど。MacOSX向けのフリーソフトがなかなか増えないわけだよなぁ。