そろそろ夏休み。今季も卒業を間近に控えながら盛大に単位を落したことを確信しつつ、最後の授業を終えてきた。


…いや、ね。半年間割り切ってやってきたけども、さすがにこれは書かずにはいられまい。3年半の大学生活のなかでも最上級の無駄な時間を過さされた、「プログラミング技法」の授業について。




四月当初、講座名だけ見て、アルゴリズムとデータ構造の話とか、あわよくば開発スタイルとかプロセスの話でもしてくれるんじゃないかと勘違いして受講した「プログラミング技法」、これが酷いったらなかった。いや酷いという言葉でも足らん。惨い。そりゃね、シラバスをちゃんと読まなかった俺が悪いとか、そもそも文系学部で名が売れてるだけの大学の一般教養の講座に過剰な期待をした俺が悪いとか、単位足りないから楽しようと思ってとった講座で贅沢言ってる俺が悪いとか、そんなことはわかっちゃいるが、まぁそこは置いといて。


まず、開発環境がExcelVBA。この時点で既に小一時間問い詰めたくなった。半期の一般教養の授業でCやJavaをきっちり教えるのはどだい無理な話だというのは理解しよう。どうせならRubyがいい、なんて贅沢も言うまい。だが、だったら何故、PerlやPythonを選ばない。処理系入ってるのに。VBを使うにしたって、何故Visual Studioまで用意してるのにそれを使わない。よりによってExcelVBA。そもそもそれプログラミングに入れるのだって微妙だぞ。


まぁあの場にいた人の大半は職業プログラマにはならない(ことを切に願う)から、ExcelVBAはある意味実践的なのかもしれないということを百歩譲って認めてもいい。けど、「それ関数でいいじゃん(SUMとかAVERAGEとかな…)」みたいな問題をいちいちVBAで書かせることに何の意味があるというのだ。大体、初心者向けならもう少しきちんと基礎的な概念を説明する時間を取るべきだ。変数はDimって書いて宣言するんだよー、とか、Intは整数でSingleは少数なんだよー、とか、If elseで分岐だよー、とか…HowTo本かっつの。「3日で覚えるVBA」とかそういうアレかっつの。どこが「技法」だ。何気に再帰する関数とか使ってるのにその辺さらっとしか触れないし。えーと。それはちゃんと説明してあげないと、理解できないと思うんだけど。


さらにタチが悪いのは、演習って名目でどーでもいい例題をひたすら解かせて、できたプログラムを提出させて、それが動くか動かないか、時間内に何個やったかしか見てないってこと。最初の方きっちりやってても全然加点くれないから、試しに模範解答(またこれがダメなコードの模範みたいなのばっかなんだが)コピペで大量に問題こなして提出してやったら◎くれやがった。…えーとさ、別にいいんだよ、その評価方法はさ。でもこれ、「プログラミング技法」の講座だよね。一体なんなんだ、「技法」って。コピペで仕事したふりをする技法について教えてくれてたのかい、教授。ていうか楽だよね、この授業。教壇に立つ必要ないし、採点もバッチ処理で十分だし。それで金もらってんだからあこぎな仕事だよなまったく。


繰り返すけどうちの大学は決して理系で強いわけじゃないし、情報工学の専攻科もない、しかもこの授業は一般教養だ。だからこんなもんと言えばこんなもんかもしれない。でもさ、友達の話を聞く限りだと、今までプログラミングのプの字も知らなかったけど、大学名と筆記試験と面接のスキルで大手のSEに就職決まったなんて人が結構多い。文系理系問わず。でその人たちはこんな程度の授業でプログラミングを覚えたつもりになって社会に出て行くと。…頭痛くなるよなぁ。