秋学期始まって以来新システム導入やらメンテナンスやらで学校のPCルームのMacブースが全然使えなかったのだけど、久々に使えるようになってたので行ってみたら、PowerMac G4だったのが全部Intel iMacに変わってて驚いた。ついこの間まで明らかに型落ちのPowerMacに10.2が走ってるというなんだかなーな環境だったのが、Core 2 duo 2.16GHzでメモリ2GBで10.4.10ですって。快適快適。この間までどう見ても「よくわかんないけどとりあえず置いてます」って感じだったけど、Macに詳しいスタッフが入ったのかどうなのか、ちゃんと学内ネットワークとの連携もとれてる様子。こりゃいいや、卒業までずっとここ使おう。どうせみんなMacなんか使わないからほとんど俺専用席になる予感。

どうせみんなMacなんか使わない、というより大学の情報センターのスタッフがMacに関してはほとんどフォローしてくれないので、使わないではなくて使えないが正しい。Mac OS Xは正直Windows XPなんかよりよっぽど使いやすいインターフェースだとは思うんだけど、「知ってるものと違う」ってだけで思考が止まるらしく、大抵の場合席が埋まってて仕方なくMacブースに追いやられた可哀想な人たちは途方に暮れている。ので、たまに俺みたいな物好きがMacブースに座ってると、よく助けを求められる。謎の中国人に中国語入力の方法を教えてあげたり、以前はMacで学内のストレージにアクセスできなかったのでFTPでファイルを保存してあげたり、ログインもログアウトもわかんないで途方に暮れてるお姉さんに手取り足取りサポートしてあげたりしたこともある。

で、今日もそんな感じで隣に座った人に助けを求められたんだけど、今日はちょっといつもと違った。「Unixのコンソールを使いたいんだが、どうしたらいいか」と。そんなこと聞かれたの初めてだ。学校のPCルームでIEかWordかExcel以外のソフトを立ち上げてる人を見たことがなかったので、Terminal.appのありかを教えてあげながら、若干興味を持った。向こうもiMacをいじくってニヤニヤしてる俺が気になったらしく、いろいろ話しかけてきた。相手は電子工学の院生で海外のIT企業にインターンを考えてる人らしい。W-ZERO3の話とかiPod touchの話とか、学校の新システム開発の裏事情とか、そんなことをとりとめなく話して妙に意気投合して連絡先を交換した。

へぇ。ここ最近学校に行くのは時間の無駄としか思ってなかったけど、こういう予想外の面白いことがあるんならあと半年くらい我慢して通ってもいいかなとちょっとだけ思えた。まぁそれもMacの前に座ってたおかげなので、これからは暇つぶしするにしても積極的にMacブースに来ようかな。

うん、まぁ、授業に出る気は全然起きないんだけど。やる気の方向性が間違ってる。でもなぁ。実際何の意味もないんだもんな。