無性に絵が描きたくなるときがある。

昨日今日始まった話じゃなくて、小さい頃からずっとそうで、唐突に「絵が描けたらいいのになあ」と思うことがある。

絵だけじゃない。その昔は漫画家になりたかった。小説や映画の脚本も書いたことがあるし、工作や模型に凝ったこともある。ちょっと前はFlash職人だった。今はWebの仕事をしてるけど、そもそもこの世界に飛び込んだきっかけは何だったっけと思い返したら、いわゆる「テキストサイト」をやってたときに、あれこれ弄り回すのが楽しくなっちゃったからだった。

つまるところ何かを創り出すのが好きなんだよなぁ。自分の思い描いたものが形になるのが楽しい。というより何も創ってないと不安になる。でも最近絵は描いてない。じゃあ俺は一体何してるんだっけ。

仕事しながらそんなことをぼんやり考えてて、ああそっか今俺ちゃんと「創り方」を手に入れたから絵を描かなくなったんだと気付いた。プログラムが書ける。拙いけど自分が思ったものを形に出来るだけの力を持った。幸せにもそれで飯食わせて貰ってるし、たまには誰かに喜ばれたりもする。

そっか。多分これからも時々絵は描きたくなるんだけど、前みたく何かに追われるように描かなくていいんだ。もっと創ろう。プログラムを書いてどんどん創ろう。

…とまぁいい感じにスイッチ入って目の前の重ーい仕事を「好きで好きで仕方なくてやってる」と思い込むライフハック中。いや、実際楽しいんですけど!大好きですけど!重いなうふふ!…なんとかなるかな。なるよな。するさ。多分。