表題通り、RubyKaigiに行ってきました。大変に楽しかったし会場中にRuby愛が満ちていて充実した二日間だった。全体のレポートは既にそこかしこであがってると思うし、動画もUPされてるようなのでそちらを観てもらうとして、興味深かったセッションや出来事をいくつか。

基調講演(まつもとさん)

Rubyは梁山泊になりつつあるんじゃないか、という趣旨の話。が、それよりも印象に残ったのは「Rubyをキメるとキモチいい」。ええ。キモチいいですね。うふふ。

Ruby M17N(成瀬ゆいさん、Martin J. Dürstさん)

Ruby1.9からは多言語対応のため文字列の扱いが大きく変わっている。唯一の内部エンコーディングを持たず、内部で変換をかけたりもしない、Stringオブジェクト自体がエンコーディングを持つ、とか。話には聞いてたけど1.9はまだあんまり弄れてないので興味深かった。

個人的には「内部エンコーディングを持たずソースコードやStringオブジェクトの単位でエンコーディングが決まってしまうとなると、例えば日本語を処理するライブラリなどを書くときに上手く実装するのが大変になるのではないか」っていう話が気になった。多分、受けとった文字列のエンコーディングを記憶しておいて一旦変換し、処理が終わったら最初のエンコーディングに戻して返す、とか、マルチバイトの文字列を返すメソッドはオプションでエンコーディングを取る、みたいなのが基本になると思うけど、若干前より泥臭くなってる印象もなきにしもあらず。

RSpecによるRailsアプリケーションBDD事例報告(yuguiさん)

最初サブセッションの方にいたんだけど、なんかメインの方で俺のID(faultier)が連呼されててびっくりして行ったら、案の定以前一緒に仕事してた会社での事例だった。うひー。妙な汗かいた。

で、肝心のBDDですが、これは確かに実績を上げてました。RSpecとSeleniumを使うようになって格段にバグも減ったし、「何をやってるか知りたければまずSpecを見ろ」っていう習慣も自然に浸透したし、LLに不慣れなベテランプログラマや新人プログラマを含む混成部隊でもペアプロのお陰で開発速度を維持できたし全体の技術水準も上がりました。

あと余談だけど、「Specのないコードを書くときは上長に申請書を提出させる」とか「ペアプロ時にはナビゲータはピコピコハンマー装備」とか、今回の名言「わかんないやつは黙ってろ」とか、本当にやっちゃう人ですからねyuguiさんは。実際に。そこに痺れる憧れる。

Rubyで快適に連投する11の方法(ujihisa)

ujihisaの集客力は異常。

1日目終了後

ハチロク世代+α、つくばクラスタ、懇親会難民だったTAKESAKOさん、が合流して会場付近の魚民でYet Another 懇親会。幹事を努めてくれたdaftbeats、はるばる九州からきてくれたfrom_kyushu、お疲れ様!

楽しく飲んだ後はdaftbeats家におじゃまさせてもらった。hacktour組に対抗して夜通しRubyプログラミング、の予定だったけどIRCボットと戯れてるうちに夜が更けてた。何してんだ俺。

続きはあとで

長くなりそうなので2日目のことは後でまた書きます。