会社の同僚で、イケメンマークアップエンジニアのhamashunさんが本を出したそうな。そうな、と言うか出た。今日あたり書店に並んでたりするらしい。一冊貰ってきたのでどんな本なのかレビューを書くよ。

一週間でマスターするXHTML & CSS for Windows

内容

テキストをXHTMLでマークアップして、CSSで見栄えを弄るところまでを実際のコードやスクリーンショットを交えつつ書いてあるチュートリアル。

誰に読んで欲しい本か

先に言っておくけど、タイトルからしてわかると思うけど、「MacRuby」だの「RSpec」だの「Objective-C 読書会」だののキーワードで検索してくるようなこのブログの読者が読む本では全く無い。

そうだなー、もし俺がこの本を誰かに勧めるとしたら、「(高校、大学の)情報リテラシの授業でホームページ製作の課題が出た後輩」とか「(IT系の業種じゃない会社で)ネットに詳しそうって理由でWebサイトの製作を頼まれちゃった友人」とか、そういう人かな。ああもちろん「Webデザイナになりたいけどまだ実際に作ったことがない人」は最初に読むべき本。リファレンス本を買うよりも、ネット上のHowTo記事を読むよりも、とりあえずまずこれを読んだほうが良いよ。

なんというか、例えると、「理屈はともかく猿でもジャイロボールが投げられる!」ではなく、「勝つためのスポーツ工学と野球理論」でもなく、「実践 ストレートを投げる為の練習法」ってところ。トリッキーなテクニックとか専門的理論的なことが書いてあるわけではないし、コピペするだけでOKな本でもないけど、順を追って読み進めて行くとそれなりにモダンで(内外共に)綺麗なWebサイトを作ることはできるようになると思う。

良いなーと思ったところ

とにかく「適当なこと」を書いてなくて良くまとまってる。「ただ書ける」じゃなくて「綺麗に書ける」ようになるように誘導してくれてる。斬新で奇抜なことが書いてあるとか、萌え路線で読み物として読めるとかではないので、内容や文体に関して「絶賛!これはすごい!こんなの見たことない!」とは言えないんだけど、わかりやすいし丁寧だ。デザインもシンプルで見やすい。

あと、要所要所に「検索ワード」が載っている。ある程度Webに馴染んでてわからなければ検索が身に付いてる人でも、「そもそも何を検索したらいいのかわからない」ってことはあると思うので、これはかなり親切だと思う。

微妙ーと思ったところ

あんまり無い。とにかく「ストレートを投げる為に必要なこと」がスッキリまとまってるので、目立つほど「アレ」なところが無い。hamashunさんらしいなぁと思う。

敢えて言うなら、リンクの説明が後半(金曜日)まで出てこないところ。CSSを書いてみよう、よりも、リンクを張ろう、とか、画像を入れよう、が後に来るのが気になる。うーん、まぁ、確かに見た目綺麗になるとモチベーション上がるので先に進みやすいんだけど、重要度としてはハイパーリンクやコンテンツの埋めこみの方が上だよなぁと。それから、相対/絶対パスの説明とかもしっかりやった方がいいんじゃないかな。杞憂かもしれないけど、8年前の自分がそこでハマった記憶あったので気になった。

あと、最後(日曜日)にlivedoor ブログの紹介がちょっと出てきて、これはすごくありがたいんだけど、「ブログテンプレートをカスタマイズしてみよう」はちょっとこの本の読者には荷が重いんじゃないかなーごにょごにょ。デフォルトのテンプレートでも結構複雑な上、ブログテンプレートとなるとHTML以外の知識も要求されるので、多分、これを読み終えたばかりの人には無理だと思う。俺でも未だに悩むもの、これ。いや、俺が言っちゃいけないセリフかもしれないけどごにょごにょ。

まとめ

ということで「Webサイトをきちんと作りたい人の最初の一歩」には「ストレートで、シンプルで、それでいていい加減じゃない」良い本だと思うので、勧めてあげてください。あと、読み終わりそうなころにリファレンス本やサイトを紹介してあげると良いと思います。ああそうそう、そういう「参考」みたいのは巻末にまとめておいて欲しかったかも。

あとhamashun先生は他にも書きたいことが一杯あるみたいだから期待して待つといいと思うよ!