というコラムを読んだ。読んだのだが、今一つ理解できなかった。いや、理解できなかったというのは筆者の意見についてではなくて、論説の前提になっている事象の認識について。個々の結論に関していえば、納得できることも多いし面白い指摘だなと思うこともあるのだけど、全体に渡って前提になっている部分に疑問符のつく分析が多過ぎる。
自分を基準にするからいけないのだろうけども
こういう記事*1を読むとき、大抵は自分は批判の対象にあるのだと自覚して読む。アニメやゲームに日常的に触れているし、中学生くらいの頃からインターネットに馴染んできた*2し、肉体年齢は若者と言われる範囲内に収まっている。ついでに「心の闇」とやらがどうやら巣喰っているらしいことも知っている。
だから、もしかしたら自分の状況に説明を与えてくれるのではないかと多少の期待を持って読むのだけども、残念ながらその手の「分析」に納得したことは今のところ皆無だ。そしてこの記事も例外ではなくて、正直言って前提部分はかなり的外れだと思う。何が的外れなのかは今は言語化できないので、もう少し咀嚼してから書けそうなら書きたいのだけども、とにかく「それ一体どこの誰の話なの?」と終始疑問を抱きながら読んだことは表明しておきたい。
もちろんそれは当然で、「オタク」や「ネット世代」を批判したり分析してるのであって「ぼく」を分析してるのではないから的外れに違いない、何しろ俺様は「一般人」から見ても「オタク」から見てもアブノーマルでオンリーワンな存在ですからね*3、で片付けてしまってもいいんだけど、なんだろうこのすっきりしなさは。
もう少し読んでみる
書いてるうちに少しは整理されるかと思ったけど、あんまり整理されないな。やっぱりもう一度読みなおしてみよう。他のコラムも読んでみるかな。そうすれば、この人がところどころ鋭い指摘をしてるのに最終的にステレオタイプな認識の枠を出ていない理由もわかるかもしれないし。とりあえずメモ。
- 権威主義
- 「萌えがなければ犯罪を犯す」
- ネット世代特有の
- 生への執着
- 相対評価
- 承認を求める
また違う話なんだけど、オタクとネット右翼と単なるバカと精神的な疾患を抱えてる人を全部ひとまとめにして論じるのはいかがなものかと思う。