こないだ取材を受けた「「ハチロク世代」がIT業界を変える日 − @IT自分戦略研究所」という記事が先週末から公開されました。このブログから記事を見に行く人より、記事からこのブログに来る人のがずっと多いのと、あんまりこういうの慣れてないので照れちゃうから書かなくていいかな、と思ったのだけど、一応一言二言言っておきたいことがあるので書いておく。
「世代論」とか「IT業界」とか、どうでもいいのよね割と
と言っても、記事の中でも色々言ったし、UKSTUDIOのブログを読んでもらえば言いたいことはほとんど言ってくれちゃってるので、付け足すこともそんなにない。なんというか、俺を含め件の記事に出てるメンツは「力こぶモリモリ作って"時代を変えるぞ、おー!"って叫んでる」空気ではないんだよね。良くも悪くも比較的ヌルい。少なくとも俺は好きなことやってたらこうなっちゃった、っていうのが近い。
こういう特集に載った記事だし、コミュニティの名前があれなもんで結構誤解されがちなんだけど、ぶっちゃけて言うと「1986年前後に生まれた今年の新卒世代」なんていう大きな主語を背負ってなんかしたり言ったりする気はない。そもそも俺86年生まれでも新卒でもないし、(大学ドロップアウト組なのもあって)仕事でもプライベートでももう少し年上の人達と絡むことのがずっと多いし、他のメンバーも割とその辺には拘ってないようには見える。流石に自分で見てもあの座談会のメンツには偏りがあるので、別に殊更自分達を特殊だとか特別だとか言う気も無いけど、世代を代表する気も毛頭無いよとは言っておく。
あくまであそこいるのは「ハチロク世代という名前のコミュニティ」の「一部」であって、普段こんなこと考えてるよーみたいは話をしてきた、のだと思ってもらえると幸いです。
- 「こんな若造嫌いだ、理解できない」と心配されてる先輩の方々、御安心下さい。大多数はあんなクセのある子たちじゃないです。学生時代の友人とか見てると、こうも違うもんか、と愕然としたりする程度には僕はまともじゃないみたい。
- 「こんな子たちがウチにも欲しい」とお考えの方々、ご注意下さい。アレを拾ってくるのも手なづけるのもそれなりに面倒臭いです。こんな俺でもちゃんとどうにか使ってくれてるうちの上司の方々には頭が上がらないですわ。
- 「お前らごときと一括りにされたくねぇ」と憤られてる同年代の方々、ごもっともです。自分は自分、他人は他人、うちはうち、よそはよそです。じゅんくんちとウチは違うの、うちはオモチャは買わない主義なの我慢しなさい!何の話だ。
- 「あの記事読んで刺激になった、私も頑張る!」って言ってくれる同年代の方々。それが一番嬉しいです。「ハチロク世代というコミュニティ」の最大にして最上の利用価値は、「こいつらには負けてらんねぇ!」「こいつが出来るんだから俺もなんかやるんだ!」と思わせてくれる人が身近にいることなので、そう思わせられるハチロクメンバーの一人でいられるように俺もゆるーく頑張りたいです。
最後に
企画自体はとても楽しかったです。ああいう場で何か言おうと思ったときに、考えることは色々あって、とても刺激になった。こういう形で取材をしてくれた岑さんにも、声をかけてくれたyuyarinにも感謝してます。ありがとうございました!
ついでに
まぁヌルいヌルいと言いつつも何の野望も無いわけじゃなくて、別に有名になるとかお金持ちになるとか世界を変えるとかはあまり興味がないんだけど、「お前誰よ?」って言ってた人が「○○を作ったfaultierです」って自己紹介したら「あー!あの!」ってなるような「何かを創り」たいなくらいには思ってたりしたりしなかったり。これでもエンジニアのはしくれですし。faultier先生の次回作にご期待下さい!