会社で「何かとパワポのファイルでやりとりしたがる文化」がいかに害悪かという話をした。正直どこいっても何度となく出てくる話なので言う方も聞く方も「またか」とうんざりしてるんだけど、一向に撲滅される気配がないので気が滅入る。

言いたいことは一つだけ。少なくとも仕事の依頼を「詳細は添付のppt(もしくはxls、さもなくばdoc)をご覧ください」でしてこないで下さいお願いします。

勿論Officeツールを完全に否定する気はなくて、そりゃ誰でも簡単に使えてそこそこ見栄えが良くて、直感的にわかる資料を作れるって点は認めてもいい。もっと厳密に言うと「そういうことになってる」がつくと思うけど、まぁいいや。で、代替のモノが社内外を問わず爆発的に広がりでもしない限り、営業さんやディレクターさんが使うのを止めるとも思ってない。そりゃしかたない。

だからさ、例えば「上司や顧客に報告書やコンセプトの資料を提出する」ならありだと思う。同様のものをデザイナーさんに渡すのもありだと思う(とデザイナーさんが言ってた)。また、そういう資料を印刷して会議であーだこーだ言うのも悪くない。パッと見て分かるし、メモしたりも出来るし。まぁ、それなら手書き資料でブレストしてそれを元にデザイナーがモックを作る方がよっぽど効率的だとは思うけど。

ただね。ITSに「今回の案件の詳細とタスク一覧です」ってだけ書いてあって、「詳細は添付資料にて」とかなってると流石にイラッとするわけで。そのタスクを1トピックにしろと。その詳細をトピックに書けと。何の為のIssue Tracking Systemなんだと。

大体コード書くお仕事の僕らにとってはOfficeのファイルなんて、検索できねーし開くの重いし再利用しづらいしバージョン管理されないしディスク容量も表示領域も馬鹿食いするしでろくなもんじゃない。んで開いたらタスクが箇条書きしてある他には中途半端に綺麗な背景画像があるだけとかで、泣ける。作業中断してまで見たくなんかないよそんなの。悲しいかなどこの会社行ってもそんなで、文句言う相手によっては「それはエンジニアの我が儘だよね」的なリアクションをされたりするからやりきれない。流石に今の会社はこの例ほど酷くはないけど、程度の問題で、やっぱりそこかしこにMSOfficeスキーな人が跋扈してたりするわけで。

だから言いたいことは「何でもかんでも」Officeでやろうとしないで下さい、それにつきる。本当にOfficeでやるのが適当か最初に考えてからアプリケーションを立ち上げてくれと。頼むから。